電報の打ち方:電報の申し込み方法

電報は電話が発達する以前は緊急の連絡手段として重要な役割を果たしていました。現在は連絡手段として固定電話や携帯電話が普及し、緊急連絡手段としての電報の役割は少なくなりました。しかし、結婚式などの祝い事などに形として残る記念品的な役割で、電報は現在も広く使われています。
電報の申し込み方法は次に紹介するようにいろいろな手段があります。
これまで一般的だった固定電話からオペレータを介した電報申込み以外にも、インターネット経由で自分で電報文を入力したり修正したり出来るD-mailなどがあります。D-mailは個人はもちろん会社で一括して大量の電報を打つときにも便利な機能があります。
以前はウナ電と呼ばれる至急電報がありましたが、現在は廃止されています。ただ今でも「緊急定文電報」があり、割増料金は必要ですが緊急定文は夜間配達も可能です。
電報の申し込み方法いろいろ
- インターネット経由でパソコン申し込み(D-mail)
- NTT東日本、NTT西日本ともインターネット経由の電報申し込みしシステム(D-mail)を提供しています。24時間電報を申し込むことができます。会員登録することで自分の電話料金といっしょに支払うことも、クレジットカードで支払うことも出来ます。
- 固定電話から
- 局番なしの「115」で電報申し込みが出来ます。受付時間はAM8:00~PM10:00の間です。電報料金は電話料金といっしょに請求されます。
- 携帯電話から
- NTTドコモとauの携帯電話からも固定電話と同じように局番なしの「115」で電報申し込みが出来ます。受付時間も固定電話と同じAM8:00~PM10:00です。電報料金の請求は月5通までは携帯電話料金と合わせて請求されますが、月5通を越えるとクレジットカード支払いになります。
- コンビニから
- コンビニからも電報を打てますが、受付時間はAM8:00~PM9:30まででキャラクター電報だけしか使えません。支払いは現金となります。
インターネット時代で通信の世界には国境はないと思っていましたが、電報には国内と海外の違いがあるようです。海外に電報を打たれるときは注意しましょう。
国内電報と国際電報

- 国内間の電報の扱いは
- 国内の電報発信、配達はNTT東日本とNTT西日本が扱っています。現在は、通信の自由化でNTT以外の民間事業者もD-mailと同様なインターネットを使った電報配達事業を行っています。
- 日本から海外、海外から日本への電報は
- 海外への電報、海外からの電報はKDDIが担当しています。電気通信事業法でNTTは国内だけの通信事業を受け持っているため国際間の通信が行えないからです。海外との電報サービスにも民間事業者が参入しています。
